音楽について知ってること覚え書き 平均律とかまで

今は使われていない化石の話 読み飛ばしていいです
前回の記事の超絶わかりやすい(皮肉)説明によって、
世間一般の音には倍音って成分が含まれてる
ってことはまぁなんとか納得していただきたいです。
で、今回は人間の話です。
人間はなぜか周波数が2の累乗倍の音をだいたい一緒の音だと認識する習性があります。
(なんでかと言われてもそれこそ神にでも聞きたいです。これは推測になっちゃうんですけど、適当な音を聞いたときに、まぁ当然サイン波に分けて分析する気がするんですけど。そのときに基音と2倍音となってる音が別々だと認識したら混乱しちゃうからとか?)
特にある周波数の音に対して、2倍の周波数を持つ関係にあることをオクターブ上と言います。これは偉い人が決めました。たぶん。
まぁとにかくこの2点を前提に考えると、同時に鳴っても構わない音っていうのが見えてきますね。
まず適当な周波数(400Hzとか)の音を鳴らしたとします。これにどんな音を重ねたら違和感なく重なるか考えます。
まず考えるのは倍音です。これはもとより前の音に含まれている成分なんで、鳴っていてもそこまで不自然に聞こえません。
一番自然に聞こえるのは2倍音(800Hz)、オクターブ上ですね。
次に自然なのが3倍音(1200Hz)です。これは名の通り3倍の周波数なのですが、ここで人間の習性を考えると、これの周波数を1/2倍した音(600Hz)も似たように聞こえる筈です。というわけで周波数3/2倍の音を同時に鳴らすと、めっちゃ美しいわけです。この音の2倍音が元の音の3倍音と、4倍音が6倍音と……って重なるわけですしね。
昔の人々は理屈なんて知らなかったはずですが、美しいハーモニーを探求して、遂にこの関係を経験則によって発見しました。
これを後に完全5度と呼ぶことになるそうな。
そこでこの関係を拡張してやろう!と目論んだ変態がいます。昔過ぎて誰だったのかは定かではないですが、伝承ではあのピタゴラスさんだということになっています。
どう拡張するのか。これは小学校の算数並みに単純です。
まず適当な音を基準にします。次にそれを3/2倍、2/3倍します。そうすると隣同士の音がスーパー美しい関係になるわけです。というわけでまたその隣を3/2倍、2/3倍していきます。
色々理由はあるらしいですが要はオクターブ間に収めるべく、2倍、1/2倍しまくってムリヤリ関係を1~2倍の関係に押し込めます。
3/2倍、9/8倍、……って感じと4/3倍、16/9倍、……って感じですね。
7って言う数字がなんだか当時有名だったらしく、上に3回(27/16)、下に3回(32/27)まで計算することにしました。
こんな風にオクターブ間を7個の音階に分けたものをピタゴラス音律というわけです。
ちなみに今で言うDから始めた場合はAEB、GCFって感じになって、これをCから並べたらC major、いわゆるドレミファソラシドになります。この音律はまじで大ヒットしました。ピアノの白鍵があんな配置なのも多分コレのせいですし、今でも下のCから見て上のCが8番目だからオクターブって言ったりね。
この音律の特徴としては、5度の移動で気持ちいい響きになるようにできているので、適当に順繰りに鳴らしてるだけで気持ちいいです。
ちなみに上に2回、下に2回計算したらいわゆるヨナ抜き、Cから並べるとメジャーペンタトニックになります。これは鳴らすとめっちゃきもちいです。

つかれた

[PR]
by unchibot | 2017-05-11 23:55 | Joe86引退しろ